其阿弥赫土先生の大作、タイトル判明!其阿弥美術館長様よりお便り届く

当館のロビーを飾っている日本画の大作につきまして、2019年7月21日の当館ブログで紹介させていただいていますが、ずっと不明だったこの作品のタイトルが判明しましたので改めてお知らせします。

タイトルは「瑞光賛歌」です。

2019年の7月に、当館ロビーの其阿弥赫土先生の日本画大作を紹介させていただきました。作品名が不明でとても残念だったのですが、今月19日、東広島市にある其阿弥美術館の加藤館長様よりこの作品のタイトルは「瑞光賛歌」であるとのメールをいただきました。

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瑞光は吉端の光のことで、めでたいしるしとされる光のことです。賛歌はほめたたえる気持ちを表す歌で、瑞光賛歌といえば、めでたいしるしをたたえる歌ということになります。この「瑞光賛歌」がタイトルのこの絵は、瑞光を讃えているのは吉鳥の丹頂鶴で、絵のすべてに隆昌を願う気持ちがこもっています。

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2019年12月に其阿弥赫土先生の息子様がわざわざ当館に立ち寄ってくださいました。「父はなくなりました。父の絵がこちらにあることはブログで知りました。」と、其阿弥先生の作品集や美術年鑑を寄贈いただきました。このように作品の作者の近親者の方とお会いできるのもほんの「縁」ですね。さらにこの度は其阿弥美術館の加藤館長様から作品のタイトルを知らせるお便りをいただき、この一枚の絵画が取り持つ縁が末永く続くことを願わずにはおれません。

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これからも「瑞光賛歌」はロビーにあって多くの来館者に感銘と感動を与えていくことでしょう。加藤館長様ありがとうございました。

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