ニューノーマル、Withコロナの新時代への挑戦

米子市内の社会福祉施設で新型コロナウイルス感染のクラスターが発生し、その後 また別の施設でもクラスターは起きていませんが単発で感染者が報告されている状況です。

鳥取県の発表では「対面を避けた配置にしていたが隣の方との対策が不十分」「アルコールや次亜塩素酸ナトリウムではない物での消毒であり消毒方法が不十分」といった分析結果が報告されています。

「明日は我が身」の考えのもと、弊社でも今一度、現在行っている感染対策が十分であるのか、どこかに穴がないのか、と点検しております。

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その中で「イベントや行事」について、どうしても考え方が「中止」「自粛」という「何もやらない」という方向に向かいがちです。日々の楽しみもない、ご家族や友人の面会もない・・・といった「単調な生活」になりがちです。

生命に関わる感染症対策として短期間であれば「中止」「自粛」の選択が優先されることも理解できますが、ここまで長期化し、今後もいつこの状況が以前のように戻るのかの保証も見通しもない現状では、新型コロナウイルスからは守ることができたとしても、「認知症が進行する」「部屋でじっとしているので足腰が弱って転びやすくなった」「動かないから食事がおいしくない」「便通が悪くなった」「気分が落ち込みやすい」などなど、心身の健康に不調を来たす事態につながり、「感染症対策のせいで心身の健康を害する」という本末転倒なことが起きかねません。明らかに生活の質が低下してしまいます。

 

そこで、弊社では今までのブログにも掲載しておりますが、基本的な感染症対策(換気、消毒、密を避ける、十分な栄養と休息)は継続しつつ、さらに何をどうやったら皆様にとって安全安心にイベントが提供できるのかを考え、中止、自粛ばかりではなく、ニューノーマル、Withコロナの新時代に挑戦しつづけます。

スクリーンショット

介護付き有料老人ホーム「ゆうゆう壱番館よなご」では自立の方から看取りケア対象の方まで幅広いご状態、年齢層の方にご入居いただいており、居室タイプも6タイプ、食堂も3つ有しておりますが、毎日のレクリエーション(弊社ではシニアスクールと呼んでいます)は新館2Fの広場で実施しております。

その会場にはさまざまな生活エリアからさまざまなご状態の方が一堂に会します。感染対策からゾーニング(エリア分け)も検討しましたが、「ここのエリアに住んでいる方はここは出入り禁止」と厳格にゾーニングすると、先述したとおり「生活の質」は低下します。

そこで、換気や消毒、アクリル板や座席配置の工夫で3密を避ける、といった基本対策は当然実施したうえで、改めて「濃厚接触者」とならないように、例え館内であっても「食事時以外は常時マスク着用」を徹底しました。また、食事時のマスクの保管場所も工夫し、マスクの着脱をより意識しました。

 

以前のように、すべてのイベントを変わらず提供することは難しいですが、今後も「どうやったら実現できるのか」を考え続けます。

感染リスクの高まる「食事」や「お出かけ」といったイベントではなく、ニューノーマル、Withコロナの新時代に「このようなイベントや行事は?」という良いアイデアがございましたら、是非お知恵を拝借させてください。よろしくお願いいたします。(相談員、ケアマネ の岡仲までお気軽にお声掛け下さい。)

 

★また、開館当初から力を入れている「くもん学習」を再強化し、この1月から今まで以上にくもん学習の時間を多く取れるようにしました。科学的に根拠のある手法を用いて、前頭葉をはじめとした脳の血流を促し、認知症の進行防止を図るものです。教材のレベルも幅広く、サポーターとご入居者様が1対1、もしくは1対複数とその方のご状態に応じて実施しております。

※ こちらはまた後日、より詳しくブログ掲載を予定しております。

 

 

 

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