古民家見学と山菜採り体験

17日(火)、日野郡日南町に山菜採り体験と古民家見学に出かけました。

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古民家「かつみや」は国の有形文化財にも登録されている、築102年という伝統的な古民家です。今日は、山菜取りの体験と伝統的な日本家屋を見学する日帰りのお出かけ行事です。楽しかった様子をご紹介しましょう。

 

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「かつみや」さんに到着すると、まず一周屋敷周りを散策しました。じっくり見ると屋敷周りに植えられた庭木にも長い年月風雪に耐えてきた風格が感じられます。好天にも恵まれて木々の緑も鮮やかに輝いています。建物の部材にも建築した職人さんのこだわりが感じられ、細かい彫刻など一つ一つに細工が施されています。見学する入居者の皆様も「こんなところにも彫刻が」と驚いて見ておられました。

 

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屋敷周りの見学が終わると古民家裏の里山で山菜取りを体験しました。今はそこらじゅうの山野に山菜が芽久く季節、山菜ファンには堪えられない季節です。屋敷からそう離れていないこんな所で山菜が採れるとは幸せそのものですね。「子供のころはこのあたり一帯が遊び場所でねえ。」とご主人は笑いながら話してくださいました。入居者の皆さんも、「こんなものまで食べられるのか」と驚きながら採っておられました。疲れると柿の巨木の根元に腰を降ろしてしばし休憩。ときおり小鳥の鳴き声も響いてきます。

 

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おもてなしをしてくださいますのは、古民家の主、宮本ご夫妻です。とても仲の良いご夫婦で、訪問は3回目になりますが、そのたびに温かく迎えてくださいます。今日の昼は山菜料理の昼食です。山菜おこわや山菜の粕汁など山菜尽くしです。中でもメインは取り立ての食材をその場で揚げる「山菜の天ぷら尽くし」です。野蒜、イタドリ、藤の花、ウドの葉などさっきまで自然に生えていた食材がずらり。ドクダミやスギナなどこんなものが天ぷらになるとは驚きですが、食べてみると意外とおいしいです。皆様も揚がりたての天ぷらに思わず「うまい」「おいしい」と声をあげておられました。

 

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山菜料理を満喫した後は古民家内部の見学です。鉄でできた古い金庫や太い大黒柱など、どれも歴史や風格を感じさせます。建て替えを含めると二百年この地に存在感を見せてきた古民家は今もなお歴史を作り続けています。短い時間ですが私たちもその場面に居合わせたようなそんな気になりますね。ぜひまた訪問したい、そんな余韻を残しながら古民家を後にしました。

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