FDBコンサートを実施 心に響いた音楽会
5月25日(木)、ファンタスチック・ドリーム・バンド(FDB)のメンバーの皆様にご来館いただき、賑やかにコンサートを開催しました。
ファンタスチック・ドリーム・バンドさんは鳥取県西部や島根県東部を中心に、幅広く音楽活動を行っておられるバンドグループで、ファンタスチック・ドリーム・バンドとは、素敵な希望にあふれる夢バンドとなることを願って命名されたそうです。今日のコンサートはギター漫談を皮切りに、サックスの演奏や歌と演奏を楽しむ、充実の1時間となりました。
まずコンサートの皮切りにギター漫談 ”18歳と81歳” から。「○○するのは18歳、○○するのは81歳!」会場には大きな声が響き、ときおり大きな笑い声に会場が包まれていました。
続いては様々な楽器の演奏の時間。ギターやサックス、バイオリンなど、メンバーの皆さんの一番得意とする楽器の演奏を披露していただきました。メンバーの一人は「このバイオリンは随分古いものですが、いろいろなところを巡って結果、私も手にすることができました。」と話しておられました。人々の心に響くこの音色は、このバイオリンが多くの人に愛され、多くの人の手に温められ、幾度となく演奏されることで生まれたんですね。
サックスの演奏の様子です。心に直接入ってくるような、華やかで豊かな響きの音色が聞く人をしんとさせます。沖縄舞踊にもマッチして、参加者も静かに耳を傾けておられました。
続いてはファンタスチック・ドリーム・バンドさんの歌と演奏の時間です。聴きごたえのある「アメージンググレース」や「サウンド・オブ・サイレンス」など、豊かな声量と透き通るような清音で歌われる歌に会場は静まり返って、咳一つ聞こえませんでした。曲の変わり目には大きな拍手が起こっていました。
コンサートの終盤に、プログラムにはありませんが、と披露してくださいました「安来節」。普通の安来節と違って滑稽な踊りながらテンポよく演技され、飛び上がるような大きな動作に、笑い声とともに拍手が何度も起こっていました。
一通り演奏が終わると会場いっぱいに広がるアンコール。それに応えて披露していただいたのは、日本人の心にあって、だれでも自然と口ずさんでしまう「ふるさと」でした。入居者の皆さんも大きな声で歌っておられました。バンドグループと入居者の皆様が一体になった瞬間でした。
2度にわたるアンコールにこたえていただきバンドメンバーと入居者の皆さんが一体となったコンサート、少し余韻を残しながら終了しました。全てのプログラムを最高の形で終えた達成感からでしょう、とても充実した笑顔で記念写真に納まりました。