水害の被害者は絶対に出さない!水防訓練実施
本格的な梅雨の時期を迎え、当館ではプチとまと保育園さんと合同で水害時の避難訓練を行いました。当館では百名以上の入居者の方に生活をしていただいていますし、プチとまと保育園では十名ほどの園児たちが、毎日賑やかに駆け回っています。この訓練は、洪水などの水害時の避難について、基礎知識や安全な避難誘導のしかたなど、技術の向上を目的に実施しているものです。近年多発しています集中豪雨や台風などに備え、反復して訓練を実施し、安全な施設づくりに努めてまいります。
6月20日(月)水防訓練を行いました。事前の打ち合わせを入念に行う職員です。入居者や関係者への避難準備の伝達方法や避難ルートの確保、安全状況の確認などみっちりと打ち合わせを行いました。この後、米子市から警戒レベル3(高齢者等避難開始)が出され、避難開始を促す館内放送から訓練は始まりました。
実際に職員が車椅子に乗って避難開始。車いすに乗るとわかるのですが、体感速度は思ったより速いのです。車いすの誘導の際に、慎重に、丁寧になるのはこのためなんです。避難経路に障害物がないか、入居者に不安を与えることはないかなど、細かなチェックも忘れません。
保育園の先生とこどもたちです。日ごろと違う雰囲気にこども達もしっかりと先生の手を握って避難していました。
避難経路に異常はなかったか、適正なルートだったか、一つ一つチェックしていきます。問題点が見つかれば改善し、万一水害が発生したときに決して慌てることの無いように準備していきます。
今回の避難訓練で改めて水害の時の各自の役割分担について確認できました。日野川の堤防が決壊したとき、休日者はどうやって駆け付けるのが良いのか、水害時、不安な気持ちを抱える入居者に寄り添うのにできるだけ多くの職員が駆け付けることが必要だ、など多くの声が出ていました。大きな水害の発生が見込まれるとき情報をできるだけ早くつかみ余裕をもって避難できるように日ごろの訓練が大切な役割を果たすことが改めて確認できました。