今日は端午の節句(月遅れ)、菖蒲湯満喫
爽やかな初夏を迎え、6月5日、端午の節句にちなんでしょうぶ湯を楽しみました。
端午の節句とは本来、5月5日のこどもの日にお祝いし、菖蒲の節句とも呼ばれています。この地方の風習では月遅れで、6月5日に祝います。兜や五月人形を飾り、鯉のぼりをあげ、ちまきや柏餅を食べてお祝いする日のことです。四季折々に様々な草花が咲き誇る、豊かな自然に恵まれた日本ならではの素敵な風習ですね。
当館では入居者の方に季節感を味わっていただき、無病息災を成就していただくため菖蒲湯を楽しみましたのでその様子をご紹介します。
端午の節句は別名、「菖蒲(しょうぶ)の節句」とも呼ばれます。昔から、この日には香りの強い菖蒲やよもぎを軒先につるしたり菖蒲湯に入ったりして厄を払い、多くの人々が無病息災を願ってきました。その菖蒲湯を多くの人に楽しんでいただきたく、職員の家庭の庭で大切に育てられた菖蒲とヨモギをご覧の通り大量にご用意しました。長いものは4尺(1.2m)もありました。
温泉に大きな束を三つ、香りがここまで匂ってきそうなほど新鮮で青々しています。菖蒲のとても良い香りがジャグジーの泡の流れで浴槽一杯に広がっていました。
こちらは岩風呂の様子です。やはり大きな束が三つ。広い浴槽も狭く見えますね。
菖蒲には、古くから健康維持や増進、邪気を祓(はら)う力があると信じられていました。菖蒲は最近話題のハーブのように、葉から出る強い香りが活用されてきたのです。菖蒲湯に入浴し、菖蒲枕に眠るなど、端午の節句はまさに菖蒲づくしの一日でした。また、こうした薬効の力だけでなく、家の軒に菖蒲を飾って邪気を祓うという風習も 古くから行われました。ちょうどこれからは梅雨を迎え体調の管理が一層むつかしい季節となります。心身ともに健康を保ち、鋭気を養うための古来からの上手な知恵ですね。