秋の皆生路を歩く・・
福生東公民館さんと米子市社会福祉協議会さんのタイアップで実現した「福生東地区ウォーキング大会」に当館も参加させていただきました。
10月11日の日曜日、午前10時に福生東公民館を出発して、11時40分頃帰着、約3.3キロメートルの道のりを1時間40分かけて歩きました。途中旧家のたたずまいやこの地区を開墾していった名士の方にまつわる旧跡などに立ち寄り、その場所仝で、集落の歴史や民俗の様子などの案内スタッフの説明に耳を傾けました。
集落の中央の通りは重厚な門構えの家が多く並び、土蔵の白い漆喰が、黒い和瓦と見事な白黒のコントラストを見せ、私たちを圧倒していました。
休むことなく足を進めると、小さなお堂が現れました。「昔はここにやぐらを建てて盆踊りをしたもんだ。」参加者の一人はそう語っておられました。樹齢何百年か経っているのでしょうか。大きな楠木も盆踊りの賑わいの中にそびえていたことでしょう。
ウォーキングコースで見つけた可憐な花の数々。名も知れない小さな花も、ここの歴史ある集落の中ではハッとするような驚きを感じます。公民館近くの街路樹のオリーブの木も丸い独特の実をたわませていました。
続いては驚きの建造物のご紹介です。手水鉢の側面に刻まれたくちなわです。普通くちなわと言えば大蛇を言いますがここでは、龍を指します。龍と亀の彫が見事ですね。右側の写真はお堂のまわりで威容を誇る常夜灯の燈篭です。下から見上げると圧倒されますね。
普段車で走るとあっという間に過ぎる集落も、ウォーキングで巡るとこんなに歴史に富んで、たくさんの人の生活があることに驚かされます。公民館さんの主催のウォーキングに参加させていただいて改めて地域の深いつながりに驚いた素晴らしいウォーキングになりました。このような機会があればぜひ参加したいと話しておられました。ゆうゆう壱番館よなごに帰館して記念撮影。歩き切った表情が素敵ですね。