火災時の避難訓練実施
当館では百名を超える入居者の方に生活していただいています。私たちはこの多くの方に安全で快適な生活をしていただくことが最大の責務であると考えています。
広い建物と多くの居室を持つゆうゆう壱番館よなごでは、火災などの災害の発生も懸念されますが、火災の発生を未然に防ぎ、「万一の時にも絶対に負傷者を出さない」、を信念に防災に取り組んでいます。昨日は日野川決壊時の避難訓練を行いましたが、11月13日(火)今日は火災時の避難誘導訓練を行いました。事務所内の防災盤の使用方法、負傷者の救助と入居者の避難誘導訓練を米子消防署救急隊員の立会いのもと1時間にわたって行いました。
館内に警報が鳴り響くと訓練のスタート。火元の居室へ救助に走ります。玄関から室内の様子を調べ安全が確認できればすぐに突入します。
「負傷者発見!応援を頼む!」大きな声が響きます。立ち合いの消防隊員も真剣にチェックされます。中央の非常階段を使って負傷者を1階の安全なスペースへ搬送し、救急車の到着を待ちます。
職員の誘導により続々と入居者の方も避難してこられます。「6階15名避難完了しました。」避難誘導の職員は隊長への報告が済むと隊長の指示で他の部署の応援に走ります。こうして無事避難は完了しました。
避難訓練が終わると消火訓練に先立ち消火器の使用方法などの説明がありました。「ピンを抜いたら火点に近づき、しっかりハンドルを握って噴射してください。」隊員のかたも力が入ります。
延焼防止に初期消火が大きなポイントになるだけに職員も真剣です。繰り返し訓練することで熟度が上がり、万一の時に動揺することなく消火活動ができます。
最後に
6月の防災監視盤の研修に続いて本年2回目の訓練でした。終了後消防署長からよく訓練できている。と講評をいただきました。そのほかに避難誘導の優先順位や防火扉の内側への一時的な避難など実際の火災時に有効なアドバイスもいただきました。次回はこれらを盛り込み、周辺地域の自治会とのコラボレーションやはしご車を使った避難訓練などを計画してみたいと思います。火災は絶対に起こさない、負傷者は絶対に出さない。改めてそう意識づけができた有意義な訓練になりました。