新春恒例、祝膳で新年を祝う!
新年あけましておめでとうございます。旧年中は何かとお世話になりありがとうございます。本年も何卒よろしくお願いします。
今年の元旦は朝から曇り、時折雲の切れ間から日差しがさしこむまずまずの天候で新年を迎えることができました。元旦と言えば当館では恒例の「祝膳」を楽しむ日。コロナ禍の中でも時間を短縮したり人数を制限したりと工夫しながらも絶えることなく続けています。
今年の祝膳のメニューをご紹介します。全9品で12種、食材の良さを生かしながら細かなところまで手が加わって、職人さんの並々ならぬ意気込みが感じられますね。熱々でホクホクの天ぷらとぶりの刺身が評判でした。「和食にたけた調理師が腕によりをかけて造りました。」と厨房のレオック店長は胸を張っておられました。
祝膳の開始間もないレストランの様子です。会場のレストランは、静かに、楽しそうなささやきが聞こえていましたが、次第に熱気に変わっていきました。様子をうかがう職員だけが忙しく動きます。
祝膳は施設長の挨拶から始まり、乾杯と続き、そして恒例の「鏡開き」。年男、年女が鏡を開いて今年一年の無病息災を祈念します。今年は卯年、職員と入居者一名ずつの年女の方に音頭を取っていただきました。「よいしょ、よいしょ、よいしょ!」の掛け声とともに力一杯小槌が振り降ろされると、勢いよく鏡が開いて、とても見事な鏡開きになりました。
お神酒をいただきながら、レオック店長による挨拶と今日のメニューの紹介です。「私たちは一品ひとしな心を込めて造りました。皆様の笑顔が何よりの励みになります。」会場には大きな拍手が起こっていました。
ここで歓談のひと時。入居者の皆様と職員、館内の日常生活の中で醸成された強い信頼関係を感じながら、ゆっくりと語らい、そして時間が流れていきます。
入居者の方の思わず浮かぶ笑顔に、満ち足りた安らぎが感じられますね。
宴も進んでこれも恒例の新春福引。景品は空くじなしとあって、札をひいては会場に歓声が沸いていました。自分で引き寄せた景品を手に取り中をあらためては、「今の時期にぴったりね。」「とても気に入りました。」などにぎやかに、中身を見せ合ったり交換されたりしておられました。
こうして楽しい時間はすぐに過ぎていきました。残念ながらお開きの時間です。最後は一本締めによるお開き。これからの楽しい生活を約束し、健康を祈念して一本締めで締めくくると、来年の祝膳も元気で顔を合わせましょう、と口々に話しておられました。当館の生活の中にまた一つアクセントができました。この一年が入居者の方にとりまして輝かしい希望と幸福の年となりますよう心よりお祈りいたします。