安全・安心は私たちの願い~防災訓練行う~
11月12日(月)、入居者と職員合同で日野川決壊を想定した避難訓練を行いました。記録的な大雨が降って米子市から避難準備情報が出された、との想定で、その時どのように避難し、どこに避難するかなど真剣に検討し、避難誘導訓練を行いました。
訓練前のミーティングは念入りに。避難誘導訓練が始まると職員も真剣に、スピーディーに動きます。今日は動くことのできない人をストレッチャーを使い安全な場所へ避難する訓練です。職員の迅速な動きに入居者の皆様も真剣に見入っておられました。
避難経路中の段差や通路が狭いなど、訓練中に課題が見つかりましたが、迂回することでかえって時間が短縮できることがわかりました。
「ゆっくりでいいですから元気な方はご自分で避難お願いします。」職員の声に入居者の方もゆっくりと避難コースを確かめながら歩いておられました。「浸水したときは私たちも避難のお手伝いできますからね。」と笑いながら話しておられました。3階エレベーター前のホールに避難が完了して訓練は終了です。
避難訓練のあとはホールに集合して防災の講習会です。米子市は過去何度か洪水や台風で浸水し、そのたびに復興してきた歴史があります。このような施設で水害が発生した時あるいは予想されるとき、どのような対応が必要か時間を追って話し合いました。入居者の方から、ご自分の体験談や長年蓄えてこられた知識をたくさん話していただきました。この貴重な体験談や知識は生きた教材として、私たちの安全対策の中にも盛り込ませていただきました。
最後に米子市で発行されているハザードマップで、万一日野川が決壊した時にどのあたりが、どれくらいの高さで浸水するのか確かめました。このあたりは最悪の場合2~5m浸水するとされており、3階以上に避難することが必要です。当館は近隣の地区の避難場所になっていますし、又高齢者の日常生活の場でもあります。水害が予想されるときにはできるだけ早く情報をつかみ、情報に沿って迅速に対処しなければなりません。今回の避難訓練では入居者の方と同じテーブルで話し合え、防災意識を共有できた事でとても有意義な研修になりました。災害で絶対に被害者をださない。あらためて防災の誓いを胸にした次第です。
ハザードマップは米子市のホームページにも掲載されています。リンク先URLはこちらです。↓