サボテンの賑わうロビーにて・・・
陽光の差し込むロビーはオアシスのようです。散歩かたがた通りすがる入居者も必ず立ち止まって植物の数々を眺めていかれます。今日パティオ側に並べている多肉植物・サボテンに新しい仲間がくわわりました。
手前のミッキーマウスのような可愛らしいサボテンは「バニーカクタス」。ふわふわした白い棘と、子株が生えた時のうさぎのような形が特徴です。条件が整えば夏に黄色い花を咲かせるそうです。
ヨモギのようにも見えますが立派な多肉植物、「カランコエプミラ」といいます。淡いピンクがかった白粉を被った葉と、独特のシルバーリーフが特徴です。来年の春先にはピンク色の可愛らしい花が見られ予定です。縁に丸い切れ込みが入るスプーンのような葉は花のない季節でもとてもおしゃれですね。他の鉢植えと相まってしばらく眺めていても飽きません。
これは余談ですが・・・
サボテンは16世紀後半に日本に入ってきました。当時シャボン(石鹸)のような植物と感じた、いうことでシャボテン、と呼ばれたのが始まりだそうです。事実伊豆半島に「伊豆シャボテン公園」という名のテーマパークがあることからもわかります。また仙人掌と漢字では表されますが、なぜこのように表記するのかといえば・・。それは中国では最も一般的なサボテンはうちわサボテンでした。空に向かって真っすぐに伸びてごつごつした様子が仙人に見えたんでしょうね。このように考えるととげをいっぱい持って乾燥地に適応したサボテンもなんだか愛着がわきますね。