パティオにヤブラン満開!紫の絨毯
少しずつ朝晩が涼しくなって、秋の到来が感じられる今日この頃。パティオを渡る風もなんとなく香りがついているようですね。今日レストランへの渡り廊下を歩いていてふとパティオに目をやると、なんと、一面紫の絨毯を敷き詰めたような景色を見つけてびっくり。皆さんにも驚きの景色をご紹介しましょう。
驚きの正体は「ヤブラン」。いつの間にか紫の花が満開になって、濃い緑の中に紫色の花が鮮やかですね。数週間もするとまず緑色の真ん丸な実がついてきます。そして10月の終わりころになると実も濃厚な青い色に変わって、まっすぐ伸びていた花房もたわんできます。ついこの間若草色の新芽が吹いてきたような感覚ですが、季節の移ろいは早いものですね。
パティオ水路の両脇にびっしり並ぶヤブランです。満開です。ヤブランは日向よりも半日蔭のほうが花付きがいいとのこと。パティオの木立が開花の条件にぴったりだったのでしょう。
パティオの木立には「紫式部」が、目立たずひっそりと控えています。紫式部も白いビーズのような実をつけていますが、日に日に紫に、そして濃い紫へと実を染めていきます。小粒なその実は、ヤブランの花以上に可憐ですね。季節はゆっくりと、確実に動いています。