ワクチン接種接種後も面会制限は継続します

 ようやく当館内でも本格的に新型コロナウイルスのワクチン接種の予定が決まりはじめました。

とはいえ、当館は日本中からご入居いただいているものの必ずしも住民票を当館に移す必要もないため、医療保険証を発行する保険者も日本中あちこちであり、接種券の発行時期もバラバラです。

さらに、それぞれのご入居者の主治医(かかりつけ医)もバラバラなので、各医療機関によって当館に来館いただいて接種を開始するスケジュールもまちまちです。

当館内のご入居者全員のワクチン接種の予定で遅い方で8月の予定です。

 

ご入居者のご家族の皆様をはじめ、面会、入館をご希望されている皆様から「私はもうワクチンを接種したから会っても良いでしょう。」というお問合せを多数いただきますが、以下のことをまずご承知ください。

①そもそもワクチン接種による予防効果は100%ではない

 

②個人差が大きい

ワクチン接種の効果には個人差があり、1回ごとの接種に対する免疫反応は強い人もいれば、弱い人もいます。専門家が全員に2回の接種を求めるのは、主にこのためです。

米ベイラー医科大学のピーター・ホテズ博士によると、1回の接種で高い抗体価を獲得する人もいれば、反応を示さない人もいます。

2回目の接種が済んでから十分な免疫ができるまでに、2~3週間かかることも忘れてはいけません。

 

③新型コロナウイルスは世界中で変異を繰り返している

例えば過去に感染して抗体があっても、次々と新たに確認されている変異株への感染は必ずしも防げないと専門家らは指摘しています。

同じように、現行のワクチンが新たな変異ウイルスを完全には防げないというケースも考えられます。

 

④「サイレント・スプレッダー」の可能性

自分が無症状のまま、ウイルスをまき散らす「サイレント・スプレッダー」になる可能性も考えなければなりません。

ワクチンを接種した人は、自分自身は感染せず症状がなくても、衣類や持ち物にウイルスが付着していて館内に持ち込む、あるいは鼻腔(びくう)にウイルスがあれば、話したり呼吸したり、くしゃみをしたりすることでウイルスまき散らしてしまう可能性もゼロではありません。

 

⑤免疫がいつまでも続く保証もない

ワクチンによる免疫がどのくらい持続するのかは正確には分かっていません。今後何カ月、あるいは何年にもわたって、追加接種が必要になるかもしれません。免疫がどれくらい長く、どの変異株に対して作用するかが分かるまでは、ワクチン接種後もマスクを着けて人込みを可能な限り避けて周囲の人や自分自身を守る必要があります。

接種後も友人や親族との屋内での集まりや外食、コンサート、旅行などにも、引き続き注意が求められそうです。

 

以上のことから当館では引き続き、面会は予約制、場所は面会室のみで1回30分程度、という制限を継続させていただきます。

入館に関しても引き続き制限させていただきます。

ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

 

令和3年5月12日

株式会社デマンド

介護付き有料老人ホーム ゆうゆう壱番館よなご

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