ボタンを追って、”花の浮島”大根島へ

当館の牡丹を先日ご紹介しましたが5月10日(金)、牡丹の本場島根県松江市は大根島、由志園に牡丹をはじめ春の花鑑賞に出かけました。

10日は好天に恵まれ、透き通るような青空が広がっていました。由志園に入園すると楓をはじめ若葉が青々として所々木漏れ日が落ちていました。梅の古樹はこの季節らしい青い実を垂らしています。

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園内の回遊に先駆けて、茶席で高麗人参茶でおもてなしを受けました。大根島の高麗人参の歴史は古く江戸時代にはすでに栽培が始まって、いまでは全国で3か所しか栽培地は残っていないそうです。説明してくださるスタッフの方も力が入っていました。

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さて園内の回遊に出発。「薫風池を渡る」 この頃は池を渡る風も香りがついているようです。急がないで時間を一杯に使ってゆっくり園内を楽しみましょう。こんなにゆっくり歩けるのも外出イベントならですね。

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今は牡丹のベストシーズンですがこれからは芍薬のベストシーズンになります。ここでもたくさんの大輪の芍薬が所狭しと咲いていました。

さらに順路に従い歩るいて、ここは「牡丹の館」。牡丹の最新品種から海外品種・古典品種までを一堂に展示し、江戸の風情で愉しむ”100品種牡丹大品評会”が開催されていました。単純に牡丹と言ってもこんなにたくさんの品種があることに皆さんも驚いておられました。

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おもしろい名前の牡丹をみつけました。「山姥(やまうば)」という品種です。こんなきれいな牡丹のどこが山姥なんでしょう。皆さんも顔を近づけて笑いながら見ておられました。

順路の途中にある藤棚の下でしばし休憩。すこし汗ばむような陽気でしたが、ここは涼しくて休憩にはぴったりの場所です。

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続いてのぞいた園内の土産物の売店。ガラス細工や陶器などの小物から手作りの衣類まで、たくさんの種類のお土産が並んでいました。「まあかわいいね」「綺麗だね」楽しそうに話しておられました。

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園内は広く花だけではなく庭も綺麗に手入れされています。池にかかる赤い橋が水面に映っています。水連の花が1輪だけ咲いていました。なお行くと雨避けでしょうか。傘を差してもらって牡丹の花たちが可憐に並んでいます。日本庭園の中にも良くマッチしていました。

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園内の周遊と食事が終わると、帰り際に庭園を望みながらの喫茶タイム。人参の入ったコーヒーを頼む人もありました。「主人は遺跡の現地説明会ならどこでも行くのに、花となると全然興味ないからどこにも行けません。今日は思い切って参加してよかったです。」参加者の一人はそう笑っておられました。牡丹の見学がメインの外出ということもあり、参加者は全員女性でとても賑やかでした。今度はどこに出かけようか楽しみに話しておられました。

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